解体費ゼロで古家を活かす!賢く貸し出す・手放す新常識

田村さん(仮名) 男性・52歳・会社員
東京都在住
ご相談内容

親から相続した古家をどうにかしたいですが、解体費用をかけたくないです。貸すことはできますか?

50代男性と古家・相続の相談シーン
専門家からの回答

解体費用を先払いする必要はありません。「古家のまま貸す」「現状のまま売る」など、建物を壊さずに活用・処分する方法は複数あります。まずは費用の負担がない方法から検討しましょう。

安河内 裕一

安河内 裕一

丸美パーキングの土地活用専門アドバイザー。10年以上にわたり福岡市内の土地オーナー様の悩みに寄り添ってきました。「難しく考えずに、まず一緒に考えましょう」がモットーです。

1. なぜ「古家は解体してから活用」が定説になったのか

安河内
安河内
古家を相続したとき、まず『解体しなきゃ』って思う人が多いんですよ。でも解体費って、木造でも100〜300万円かかることがある。その費用を先に払ってから動き始めるって、かなりハードルが高いんですよね。
古家の解体費用と固定資産税の問題イラスト
思い込み 実際は
古家は解体しないと活用できない 解体なしで賃貸・売却・暫定活用できるケースがある
古家付きでは借り手がつかない ニーズに応じた活用方法を選べば借り手が見つかることがある
放置しても固定資産税は安い 空き家になると住宅用地特例が外れ、税額が最大6倍になるケースがある
解体費用は補助金で賄える 補助金の対象や金額は自治体ごとに異なり、必ずしも適用されない

2. 解体なしで活用できる4つの選択肢

🏠 古家付きのまま賃貸に出す

古い家でも「格安で広い」「古民家風が好き」「DIY可物件を探している」ニーズがある。賃料は周辺相場より低くなることが多いが、収入ゼロよりはるかにまし。

🔧 最小限のリフォームで貸し出す

水回りの修繕など最低限の手入れをして賃貸に出す方法。費用は数十万〜100万円程度が目安。解体費を払わずに収益化の足掛かりになる。

🏗️ 古家付きのまま土地として売却する(現状渡し)

建物を残したまま「現状渡し」で売却する選択肢。買主が解体コストを織り込んだ価格で購入するため、売値は安くなるが、こちらの解体費負担はゼロ。

🤝 不動産会社への直接買取査定

解体・リフォーム不要のまま買取査定に出す。売却価格は市場価格より低くなる場合があるが、維持費・管理手間・固定資産税からすぐに解放される。

3. 古家付き賃貸の現実と注意点

安河内
安河内
古家を貸すって、一見シンプルに聞こえるんですけど、実はいくつか気をつけるポイントがあって。賃借人とのトラブルや建物の管理責任って、オーナーにしっかりかかってくるんです。
古家賃貸での収益化成功イラスト
古家付き賃貸を検討するときに必ず確認してほしい3点。①建物の耐震性——1981年以前に建てられた旧耐震基準の建物は、入居者への告知義務がある場合があります。耐震診断の検討も視野に入れておくと安心です。②火災保険・施設賠償責任保険——入居者が住んでいる間に建物の欠陥で怪我をした場合、オーナーが損害賠償責任を負う可能性があります。賃貸に出す前に保険の加入状況を確認してください。③管理体制の確保——遠方の場合は地元の管理会社に委託することが現実的です。入退去対応・修繕連絡・集金など、管理コストは収益から差し引いて計算する必要があります。

4. 活用方法別シミュレーション比較表

活用方法 初期費用(目安) 月間収益(目安) 固定資産税リスク 手間
空き家放置 なし 0円 最大6倍になるケースあり 小(だが責任は残る)
古家付き賃貸(現状) 数万〜50万円(清掃・修繕) 3〜8万円 住宅用地特例が維持される 中(管理が必要)
最小リフォーム後賃貸 50万〜150万円 5〜12万円 住宅用地特例が維持される 中
現状渡し売却 なし(解体費不要) 一括現金化 ゼロへ 小
丸美直接買取査定 なし 一括現金化 即時解放 最小
※数値はあくまで目安です。物件の状態・立地・地域によって大きく異なります。

5. 古家付き賃貸を始める前に確認すること

安河内
安河内
賃貸に出す前にやっておくべきことって、実は結構あるんです。知らずに始めると、後でトラブルになったり、想定外の費用が発生することがある。特に相続した物件は、権利関係の確認から始めることをお勧めします。
①登記・権利関係の確認——相続した物件は、まず法務局で登記内容を確認してください。共有名義の場合、賃貸に出すには共有者全員の同意が必要です。②接道義務・再建築可能かどうかの確認——再建築不可物件は将来の売却が難しくなるため、現状把握が重要です。③空き家特措法(2023年改正)の理解——管理不全空き家・特定空き家に指定されると、固定資産税の住宅用地特例が外れる可能性があります。放置リスクは年々高まっています。

6. 今すぐできる3つのアクション

01 登記簿謄本を取得し、権利関係・共有名義の有無を確認する

法務局またはオンライン申請で取得可能

→
02 固定資産税の通知書を確認し、現在の税額と「住宅用地特例」が適用されているか確認する

→
03 古家の現状(築年数・耐震基準・リフォーム履歴)をまとめ、活用方法の相談を専門家に依頼する

7. 丸美不動産の対応フロー

01 無料相談・現状確認

古家の状態・権利関係・活用目的を整理

→
02 活用プランのご提案

賃貸・現状渡し売却・直接買取など複数の選択肢と試算

→
03 手続きサポート・クロージング

売却活動から契約・引き渡しまで一括対応

8. よくある質問

Q. 古い家でも借り手は見つかりますか?

A. 格安賃料・DIY可・古民家風といった条件でニーズがある層が存在します。ただし、旧耐震基準の場合は告知義務があり、建物の状態によっては賃貸に出すための最低限の修繕が必要なケースがあります。借り手が見つかるかどうかは、立地と賃料設定次第です。

Q. 解体しないまま売却することはできますか?

A. 「現状渡し」での売却は可能です。買主が解体費を見込んで購入するため、更地価格より売値は下がります。ただし、こちらの解体費負担がゼロになるため、トータルでメリットになるケースもあります。

Q. 相続した古家をすぐに手放したいのですが、どうすれば良いですか?

A. 直接買取査定を依頼する方法が最も手間が少ない選択肢です。維持費・固定資産税・管理の負担を継続させることのコストを計算した上で、「早く手放す」判断を先延ばしにしないことも選択肢の一つです。